ピアノアドベンチャーの講習

先日、カワイ仙台にて「幼児へのピアノ指導者セミナー」を受けてきました。
テキストは私の大好きな『ピアノアドベンチャー』シリーズです。

かつて日本では『バイエル』が主流のテキストでしたが、
アメリカではこのピアノアドベンチャーが第一位で、20年間ベストセラーだそうです。今では世界中で愛されているテキストの一冊だそうです。
楽譜売場で一目惚れしたピアノアドベンチャー。
まさかセミナーを受けられる日がくるなんて思っていなかったので嬉しかったです。

日本のテキストは音符、音符、という感じですが、
このピアノアドベンチャーは絵本のようで、特に1巻なんかは楽譜と呼ぶには程遠い感じなのです。

最初から5線譜を使わず、敢えて絵本みたいにして、
子ども達の好奇心や遊び心をくすぐりながら「楽しい!」を引き出す。
そして必ず「対話」できるように考えられています。
「私はこう思うけど、あなたはどう思うの?」自分の考えを言う、って今までの日本人には足りなかった部分。
これから大きく変わる教育改革は国際社会に適応する為に、そういう所も大事にするみたい。
そっか、学校では新しい教育改革の考えで指導するのに、
ピアノ教室だって教育改革に合わせなきゃいけないよな
・・・って恥ずかしながらその場で思いました。

ただ知識を詰め込むだけじゃなく、
子ども達の心を引き出す。

そんな教材って素晴らしいなと思いました。
ただ・・・やはり私はバイエルで育ったタイプの人間なので、
気を抜くとやや堅苦しいピアノになってしまうのですよね。(^_^;)
遊び心って意識しないと、大人はスッと出てこないもんです。
私もアラフォーなので頭は益々堅苦しくなるばかり(泣)
昨日はドッジボールで子ども達を指導しましたが、
指導してる私が息切れしてきて恥ずかしかった(笑)
歳は取りたくないもんですね。

セミナーで講師の井上悦子先生がおっしゃってました。
「子どもを公園に連れてって、滑り台をします。そうすると一回で満足しますか?
しませんね。何度も何度も滑って遊びますね。段々には工夫を加えて滑ったりしますよね。楽しいから何度も滑ります。ピアノでそれができたら・・・と考えられたのがこのテキストです。」

小さな子供に苦行のように練習させるのではなく、
ピアノって楽しいなと思わせる工夫。それってすごく大事だなと思いました。
普段は楽しくて、いつの間にかピアノが弾けるようになってたら嬉しい。
でもいつか大曲に挑み、頑張る時は必ず来る。

私も今週からまた、新しい気持ちでピアノアドベンチャーに臨もうを思います。
ところで、会場はカワイ仙台の4階ホールでした。
綺麗なホールでしたが
演奏会ではなく、セミナーなんだからせめてテーブルが欲しかったです(^_^;)

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