夏休み奮闘記

夏休みが始まる直前、息子が学校から楽譜をもらってきた。
どうやら市内音楽祭の伴奏者候補に名乗り出たらしい。

息子は私にとって初めての子どもだったので、
音楽教育に関しては幼児期から悩みに悩み、色々な紆余曲折を経て、
ゆる~くピアノを教える事にしたので、そんなに弾ける方ではない。
というかむしろ、弾けない方です(笑)。
モチベーションもものすごく低い。

その息子が、
ある日突然自分のレベルから遥かに見上げるような楽譜をもらってきた。
「え?」鳩に豆鉄砲状態の表情を必死に誤魔化しましたよ。
「僕がみんなよりできるのはピアノしかない、僕はピアノの先生の息子だから」
・・・そう思ってるなら普段からやれよ(^_^;) ←私の心の声
それともなんか私に気を遣ってる??

それでも、全力で応援するのが母親根性。
夏休みの特訓が始まった。
毎日ピアノに向かうこと1時間。時には2時間近く弾く事もある。
私はよくレッスン室の窓を開けっ放しにする事が多いので
息子のレッスン、多分ご近所に丸聞こえ・・・
ええそうです、鬼レッスンです。(息子に限り)
やだなー「あの先生怖いな」と悪評立ちそう・・・。
違う!違うんだ!普段はこんな風じゃないんだ!!!
窓閉めればいいのに私(-_-;)
でも「今日こそは怒らないぞ!」と毎回決心して窓閉めないんですよ…
はぁ…また今日も声を荒げてしまった。
お母さん怖すぎて、せっかくやる気になったピアノが嫌いになったらどうしよう。

痛感するのは
毎日いつでも先生がいるっていう状態がダメ。
「次どうすればいいの?」
と完全に曲の主導権は先生(お母さん)になってるから。
いやいやいや、弾けないとこいっぱいあるでしょうよ!
私の曲じゃなくて、あんたの曲だからね!
・・・みたいな心の声が、つい口から出てしまってる。

へこむ・・・。
へこみ過ぎて私が泣く事もしばしば。
なんで優しく言ってあげられないのか。
息子教えてるそばで長女と次女を見つつ家事もこなさなきゃいけないから心の余裕がないんだろうか?

そんな鬼のようなお母さん先生の鬼レッスンですが
息子はヘタレずに毎日弾いてます。
こんなに根性あったっけ?うちの息子
休み明け、学校で曲を披露し達成感の笑顔になる事を夢見て・・・
今日もお母さんは怒らない努力で頑張るよ。

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